住基ネット離脱判決

2005年05月30日

ちょっとインパクトのあるニュースが舞い込んできました。


金沢地裁が住基ネットからの離脱認める判決を出したとのこと。
NIKKEI NET
asahi.com
SankeiWeb
YOMIURI ONLINE
NIKKEI IT pro
Mainichi

内容はニュースを読んでの通りだと思いますが、初めての裁判所判断でインパクトのある内容になったのではないかと思います。よくニュースなどを読んでみると、裁判所はすばらしい判断を示したと思います。特にプライバシー権の一部に自己情報コントロール権も含まれ、それは憲法で保障されている、とした点。すばらしい!

それにしても、報道される総務省の担当者のコメントを見ると、勝訴と見込んでいたのか非常に対応能力が不足していると言わざる得ない状況です。産経新聞によると総務省は


「問題外の内容だ」
「制度がガタガタになってしまう」
「憲法判断にまで踏み込んでいるが、制度の根本から覆しかねない判決で心外だ」
「当然、控訴です」



だそうです。国民の基本情報を住基ネットに使うことは事前承諾を得ていないわけで、今回の判断はある種オプトアウトの権利を保障したものと言えます。その判断に対して「控訴」などという人たちに個人情報を取り扱う能力はないですね。

そもそも住基ネット使って便利になるのって私たち個人ですよね?その人が

「その便利さは必要ないですから、個人情報を削除してください」

って言っているのです。

削除しない理由は何ですか?

制度を守るため?笑っちゃいます。


裁判所の判断で気になるところが一点。住基ネットの安全性について

「安全対策の不備で、住基ネットへの不当なアクセスや情報漏えいの具体的危険があるというのは困難」

ということだが、どのような調査を経て「具体的危険があるというのは困難」と言ったのか?
万一原告に具体的危険を証明させようとしていたのならもってのほか。安全対策の措置はあくまで総務省が管轄してやり、第三者機関が危険性などをチェックすべき。

一年ほど前に長野県で調査した団体があったが、あの結果でどうでしたっけ?
http://it.nikkei.co.jp/it/column/njh.cfm?i=20040309s2001s2
金沢は長野よりしっかり管理されてるのかなぁ〜
posted by CISO見習い at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 個人情報保護




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